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富士市の文化会館が30周年記念しミュージカル公演 過去の楽曲取り入れ

稽古中に笑顔でポーズを取るキャストたち

稽古中に笑顔でポーズを取るキャストたち

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 富士市文化会館ロゼシアター(静岡県富士市)の開館30周年を記念した市民創作ミュージカルが10月28日・29日、同会館中ホールで開催される。

昨年の公演の様子。衣装や舞台美術にもこだわる

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 富士市の市民創作ミュージカルは1998(平成10)年、ロゼシアターの開館5周年記念公演の制作をきっかけに始まった。以来毎年公演を重ね、延べ1600人が出演してきた。

 今年は富士市や近隣市町在住の小学4年生から一般までの60人がキャストとして参加。今年5月に結団式を行い、約60日にわたって練習を重ねてきた。

 物語はチャールズ・ディケンズ原作の「クリスマス・キャロル」をモチーフに、市民創作ミュージカルが活動してきた25年間の作品の中から歌や踊りをピックアップして作中に取り入れている。

 脚本と演出を手がける市民スタッフの川口美帆さんは、「今回の公演のテーマ『Dear』は、『親愛なる』という意味。自分のために、みんなのために、お客様のために全員の思いが一つになって作品ができたら、心に届くものができるはず」と期待を寄せる。

 本番を目前とした練習日、参加者はプロの歌手やダンス講師による指導や、制作スタッフ育成のための講座を受け、舞台の質の向上に努めた。

 同会館職員で事務局の渡邉聡仁さんは「25年になるとキャストを経験した人がお母さんになって、親子で出演する例も出てきた。経験のある子が下の子に教えるなど、キャスト同士で協力し合い作り上げている」と話す。

 開演時間は28日=14時~・18時~、29日=11時~・15時~。入場料は1,500円。チケットは同会館のウェブサイトと窓口で販売する。

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