富士スピードウェイ(小山町中日向)で1月8日、イベント「復活!第14回ママチャリ日本グランプリ」が行われた。
同施設国際サーキットを舞台に家庭用自転車(ママチャリ)で周回数を競う6時間耐久レース。2008(平成20)年に初開催され、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で開催されなかった。
主催する富士スピードウェイ ママチャリGP実行委員会の藤井穂高委員長は「国際サーキットはバイクやレーシングカーの競技場としては有名だが、一般の人にはなじみが薄い。誰もが走れる自転車レースを通して、初めてサーキットを走りホームコースと認識するファンをつくりたいと思い企画した」と話す。
当日は254組およそ1900人の参加者がサーキットに集まった。
参加者の一人で、沼津市在住の向笠幸子さんは「F1が実際に走ったコース・ピットに自分が立ち、自転車で走ることができるなんて夢のようだ」と感想を述べた。
6時間の耐久レースの結果、1位に輝いたのは埼玉県の「キクミミモーターズIRC」で、制限時間内に38周、およそ173キロメートルを走破した。
藤井さんは「今年はコロナ禍の影響で参加チーム数が激減してしまったが、来年以降も続けていき、ファンに愛されるイベントにしていきたい」と話す。