「印傳(いんでん)屋 上原勇七」(山梨県甲府市)が1月6日、富士山をモチーフとした新作「たかね」を発売した。
夕日に染まる富士を赤漆で、厳冬の雄々しい富士を黒漆で表現した同商品。「富士山が世界遺産となる前からデザイナーが試行錯誤を行っていたが、世界遺産になったと同時に富士山のものがないかと問い合わせが殺到した」と担当者。
同社が運営する印傳博物館に収蔵している古典には縁起をかついだ「富士」「川」「雁(と思われる鳥)」のパターンが多くあり、「今回デザイン化したのは富士山だが、ここ30年位はその流れが途絶えていた」とも。
甲州印伝は、甲州に伝わる革工芸。色染めの鹿革に色漆で模様を乗せる。経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されている。
アイテムは7種類を用意。F小銭入02(1,944円)、小銭入G(7,020円)、札入J(11,880円)、名刺入(5,940円)、パス入F(3,672円)、325印鑑入(1,728円)、キーケース(2,592円)。
直営店、印傳屋製品取扱店で販売している。