ゲストハウス「富士山ゲストハウス掬水」(富士宮市元城町)は10月23日、日本酒「本醸造 富士山 掬水オリジナルラベルカップ酒」の販売を始めた。
同ゲストハウスの建物は戦前から続く割烹旅館だったが休業に。その後施設をリノベーションして、ゲストハウスとして2019(平成31)年3月に開業した。新型コロナウイルス流行前までは、海外旅行者を中心にサービスを提供していた。
今回の日本酒の開発について、マネジャーの田村彬子さんは「新型コロナウイルスの流行に伴い、4月から2カ月ほどの休館を余儀なくされた。その間にスタッフたちと協議し、ここにしかないお土産の開発を思い、富士宮の名産である日本酒に目を付けた」と話す。
日本酒は地元で醸造を行っている牧野酒造(下条)の「富士山」をベースに、富士山の伏流水を仕様し、淡麗辛口なのが特徴。カップ酒サイズの提供にしたのは「海外では珍しい。飲むだけでなくお土産に使える」(田村さん)とも。
販売だけでなく、施設内での飲用としても提供する。田村さんは「海外旅行者だけでなく、富士宮在住者にとっても利用できるお土産・サービスを提供していきたい」と意気込む。
価格は600円。