岳南電車(静岡県富士市)は10月3日・31日、夜景電車「富士山かぐや姫ミュージアム×岳南電車 ふじかぐちゃん名月号」を運行する。
岳南電車から見る月は、2018(平成30)年2月に夜景観光コンベンションビューローから日本百名月の認定を受けた。認定以降、中秋の名月の時期は夜景電車を「月を見る電車」とし、「月」や「かぐや姫」をコンセプトに「名月号」として運転してきた。
今年は、富士山かぐや姫ミュージアム(富士市立博物館)と初タイアップし、「ふじかぐちゃん名月号」として運行。ふじかぐちゃんのキャラクターが入ったヘッドマークやドア上にプレートを掲出。車内ではミュージアム学芸員による富士市のかぐや姫伝承の案内を行う。
10月3日からは吉原駅で、かぐや姫パネルを掲出。「ふじかぐちゃん名月号ヘッドマーク柄缶バッジ」「名月号オリジナルミニマドレーヌ」の販売も行う。
運行スケジュールは、吉原駅18時41分発、吉原駅19時39分着、吉原駅19時43分発、吉原駅20時47分着の2便。各駅停車で運行し、2両編成のうち1両は車内照明を消灯する。
竹の中から生まれたかぐや姫をデザインした1日フリー乗車券や、「ふじかぐちゃん」が入った竹採公園が最寄り駅である「比奈駅の入場券も10月3日併から限定発売する。
料金は、大人=1,000円、子ども=500円。料金には、「ふじかぐちゃんフリー乗車券」(岳南電車1日フリー乗車券)、岳南電車ミネラルウォーター、夜景電車乗車証明書が含まれる。定員は35人で、参加には電話での予約が必要。