山中湖遊覧船「白鳥の湖号」の待合所が10月11日、リニューアルオープンした。
リニューアルしたのは旭日丘桟橋にある待合所。敷地面積は約50坪。1階はチケットカウンター、オリジナルグッズの販売所、待合所があり、2階には山中湖眺望デッキと待合所兼多目的スペースを用意する。
建物のデザインは、JR九州新幹線「つばめ」やJR九州クルーズトレイン「ななつ星in九州」を手掛けた工業デザイナーの水戸岡鋭治さん。「木を基調として落ち着いたたたずまいの中にも、洗練されたリゾート地ならではの心地よさを感じられる建物」とし、世界遺産・富士山の景観保全に向けたモデルとなることを目指している。バリアフリー対応で、スロープの設置や車椅子の乗客用カウンターも設けている。
遊覧船を運航する富士汽船(山梨県山中湖村)部長の佐藤さんは、「木をふんだんに使った待合室にはペレットストーブもある。山中湖の観光の拠点に使っていただければ」と呼び掛ける。
営業時間は9時~17時(シーズン変動あり)。白鳥の湖号の乗船料金は、大人=930円、子ども470円。