富士河口湖町役場に勤務する藤嶋大規さんが9月29日、韓国仁川(インチョン)で開催されていたアジア大会でカヌー・スプリント男子カヤックペア200メートルに出場し、金メダルを獲得した。
ペアを組んだのは石川県協会の松下桃太郎さん。2人は32秒348の記録で優勝した。ロンドンオリンピックもこのペアで出場している。
カヌー・スプリントとは、流れの無い水面上で一定の区間内での着順を競う競技。カヤックは、座った状態でダブルブレードパドルで漕(こ)ぐ艇。
小学校4年生の時に上九一色村カヌークラブでカヌーを始めたという藤嶋さん。大学時代は滋賀で、卒業後4年間は岐阜で選手として活動してきたが、地元で活躍したいという思いがあり今年4月から富士河口湖町の職員として地元に戻ってきた。地元では、藤嶋さんが戻ってきた初年度に金メダルという快挙に盛り上がりを見せている。
藤嶋さんは「次の大きな目標はオリンピックのメダル。アジアのメダルは手に入れたので、次は世界で勝つのが目標」と意気込む。
現在は、生涯学習課社会体育係として富士河口湖町民体育館の施設管理や受付、イベント準備などの業務を行う傍ら、リオオリンピックに向けて練習に励んでいる。