富士山麓にある湖「河口湖」の湖畔に10月、高級温泉旅館「ふふ河口湖」(山梨県南都留郡富士河口湖町)がオープンした。
「境界のない森の中のリゾート」をコンセプトにした同施設は、土地や木々になるべく手を加えず、従来の地形を利用した緩やかに傾斜した森の中にある。建築材にも溶岩石や木材を積極的に活用し、その土地との調和を重視して開発したという。内外に連続する植栽などの工夫で、室内にいながら自然の中にいるような演出が施されている。
施設はロビー・レストランなどがあるメイン棟と客室で構成された宿泊棟の2つの棟で構成。11タイプ全32室ある客室はすべてに露天風呂があり、また富士山が一望できる。レストランの客席もテラスやガーデンに向かって段差を設けた構成になっており、どの席からも富士山が一望できる。
担当者は「これまでの河口湖のイメージを一新し、どんな季節でも自然を感じ、冬は光の揺れる暖炉で暖かく、夏は涼しく優しい風を感じることができる、新しいスタイルを提案する」と話す。
チェックイン=15時、チェックアウト=11時。2人1室利用時の2人分の料金=9万2,100円~。アクセスは富士急行「河口湖駅」より車で15分。駐車場28台。