お盆シーズンを迎え、富士登山者が最も多い時期を迎える。
環境省が8月1日に発表した「平成26年夏期の富士山登山者数の中間発表」では、集計期間中である7月1日から21日の登山者数は前年度から約3割減の5.3万人と低いものの、要因として「残雪が多く山頂までの登山道が遅れたルートがあったこと」「梅雨開けが7月21にと登山に適した天候の日が少なかったこと」が挙げられており、お盆などの混雑は例年と変わらないと予想される。
お盆を迎える13日から15日は雨の予報だが、最終日の17日は晴天の予報。
お盆の時期は、御来光を頂上で見ようと夜間のいわゆる弾丸登山が毎年多く体調を崩す人も少なくない。弾丸登山に関しては、山梨県と静岡県が富士山への弾丸登山の自粛を呼び掛けており、山荘菊屋(須走口五合目)の渡辺さんは「寝不足は高山病になりやすい。体調と装備をしっかり整えて安全に楽しい登山をしてほしい」と話す。