環境省は8月1日、「平成26年夏期の富士山登山者数の中間発表」を行い、富士山の登山者数の合計は約5.3万人で、昨年の約7.9万人に比べ約3.3割減っていることが分かった。 集計期間は7月1日~21日。
富士山山頂部への登山者数を把握するために2005年から行っている同調査。4つの登山道(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)のそれぞれ8合目付近に赤外線カウンターを設置し計測している。
登山者数が減少している原因に、「残雪により山頂までの登山道の開通が例年より遅れたルートがあったこと」と、「富士山地域の梅雨明けは7月21日ごろと平年並みで、梅雨明けまでに登山に適した天候の日が少なかったこと」を挙げている。
登山道別の登山者数は、吉田ルート=約3.3万人(前年比3割減)、須走ルート=約0.6万人(同3.6割減)、御殿場ルート=約0.4万人(同1.9割減)、富士宮ルート=約1万人(同4.3割減)。