ミロク(静岡県三島市)が6月22日から、「富士山の森林と湧水」をイメージした香水「PARFUM FUJI(パルファム フジ)」を販売している。
富士山の世界文化遺産登録1周年を記念して開発した同商品。カルティエやピエール・カルダン、資生堂などのブランドの香水を手がけ、「香りの魔術師」の異名を持つフランス人調香師アラン・べルジュさんが香りの調合を担当した。
アランさんによると、香りは時間経過と共に「富士山頂のオゾンの香り」「富士山に生息する多様な植物の香り」「富士山山麓に湧き出る湧水の香り」の順に移り変わるという。「トップノートからベースノートまでで、富士山の山頂から山麓までを表現できた」と自信を見せる。
同社の社長・古屋さんは「富士山は日本の象徴。世界文化遺産登録1周年を機に、何か世界にアピールできる物はないかと考えていた所、アランさんとのご縁があり、世界遺産にふさわしい崇高な香りが完成した。海外に行くときの贈答用のお土産品や、富士山を訪れる国内外の多くの人に、良き思い出として持ち帰ってもらえれば」と話す。
価格は1本2,500円(税抜き)。富士山周辺の高級ホテル・旅館 、土産品店、富士山静岡空港などで購入できる。