富士吉田市と西桂町は3月1日、織物産地「ハタオリマチ」を元気にするためのウェブサイト「ハタオリマチのハタ印」を開設した。
富士吉田市は、織物の魅力や価値を国内外に発信することで認知を高め、販路を拡大する事業に取り組んでおり、同サイトはその取り組みの柱として立ち上げた。
富士山麓に広がる富士吉田市と西桂町の「機織り文化」は近年の時代の変化に対応することが難しく、高い技術力を持ちながら取り巻く状況が厳しくなる一方だという。同サイトにより、100年後も富士山の自然に囲まれた美しい機織り産地としてさまざまな人が行き交い、モノやコトが生まれる生き生きとした機織り産地を実現するためにプロジェクトを展開していくという。
サイトでは、織物の歴史や特長、工程をわかりやすく解説し、熟練の職人の織物に懸ける思いや職人技、産地での活動なども紹介。「ハタ旅」のコーナーでは、織物工場(ファクトリーショップ)と周辺散策を楽しむコースを掲載する。
「ハタ便」コーナーでは、ハタオリマチに住む個性豊かな住人たちやハタオリマチを愛する人たちによる、豊かな自然や日々のことをつづった「お便り(コラム)」を発信。イベントページでは、ハタオリマチで開催するさまざまなイベントや繊維に関するイベントを紹介する。