三菱地所・サイモン(東京都千代田区)が運営する「御殿場プレミアム・アウトレット」(静岡県御殿場市)が第4期増設計画に着手することを決めた。これにより、2019年冬にホテル・日帰り温泉施設を、2020年春に第4期増設エリアを開業する予定となる。
今回の増設では、店舗面積約1万6000平方メートル・約100店舗が新たに加わる。合計で、店舗面積は約6万平方メートルに、店舗数は約300店舗となる。増設エリア内には、新たに小田急電鉄(東京都新宿区)が「(仮称)小田急御殿場ホテル」と日帰り温泉施設「(仮称)小田急御殿場温泉」を開業する。
新たに誕生するホテルは、地上8階建て、客室数約180室。客室の半数以上が富士山を一望できる。併設する日帰り温泉施設は、古民家風のデザインを取り入れ、富士山ビューの露天風呂、貸し切り個室露天風呂約20室のほか、レストランなどを備える。
御殿場プレミアム・アウトレットは、日本国内最初のプレミアム・アウトレットとして2000年7月に開業。以来増設を経て現在は、店舗面積約4万4600平方メートル・店舗数約210店となっている。これまでに外国人客も含め16年間で約1億4000万人(2000 年~2015 年度レジ客数合計)以上が利用した。
広報担当者は「第4期増設とホテル・日帰り温泉施設開業を機に、新たなアウトレットの楽しみ方を提案し、御殿場エリアを世界に誇れるショッピングリゾートへと進化させる。さらに、交通アクセスの拡充を図ることで、近郊の箱根などとともに、御殿場プレミアム・アウトレットをハブ施設とする一大広域観光リゾートエリアを目指す」と意気込む。
営業時間は10時~20時。