富士山の登山シーズンに合わせて、富士スバルライン（河口湖口）、ふじあざみライン（須走口）、富士山スカイライン（富士宮口）の3つの登山道でマイカー規制が行われる。

2014年マイカー規制カレンダー

　規制の実施日は登山道ごとに違う。富士スバルラインは7月10日17時～8月31日の連続53日間、ふじあざみラインは7月11日12時～9月10日12時の週末とお盆を中心とした40日間、富士山スカイラインは7月10日17時～9月10日17時の連続63日間。御殿場口はマイカー規制を行わない。

　規制中、それぞれの麓に設けられた駐車場にマイカーを駐車し、シャトルバスやシャトルタクシーを利用して五合目まで登る。

　マイカー規制の対象とならない車両は、バス（乗車定員11人以上のマイクロバスを含む）、タクシー、指定車、許可車、身体障害者乗車車両（身障者手帳または療育手帳などを提示）。そのほか、富士スバルラインは軽車両、富士山スカイラインは自転車・下山車両、ふじあざみラインは自転車・自衛隊車両・下山車両。

　規制中の駐車場料金は、富士スバルライン（駐車台数1400台）＝自動車（二輪自動車125ccを含む）1回1台1,000円。ふじあざみライン（駐車台数約500台）＝ 自家用車・自動二輪車・原動機付き自転車1回1台1,000円（EV・PHVに限り1台500円）。富士山スカイライン（駐車台数約1000台）＝自家用車・自動二輪車・原動機付き自転車1回1台1,000円。

　規制中のシャトルバスの料金は、富士スバルラインは、大人往復＝1,860円、子ども往復930円。ふじあざみラインは、大人往復＝1,600円、子ども往復＝800円。富士山スカイラインは、大人往復＝1,500円、子ども往復＝750円。運行時間は、富士スバルラインは、月曜～木曜・日曜の登り＝5時30分～22時、下り＝6時20分～23時、金曜・土曜・祝前日の登り＝4時30分～18時30分、下り＝5時20分～21時。ふじあざみラインは、登り＝5時～22時、下り＝6時45分～21時45分。富士山スカイラインは、登り＝6時～22時、下り＝7時～22時。それぞれ30分間隔で運行（ふじあざみラインは一部60分間隔）。

　シャトルタクシーの料金は、富士スバルライン＝片道約1万1,000円（通行料2060円別）。ふじあざみライン＝片道3,570円～4,140円。富士スカイライン＝小型車（乗客4人）片道4,370円。シャトルタクシーの夜間利用（22時～翌5時）は2割増。