富士市で「大観音大祭」 布に描かれた巨大な観音像、年に一度のご開帳

布に描かれた巨大な「大観音様」

布に描かれた巨大な「大観音様」

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 静岡県富士市の「光福山 新豊院」で3月13日、「大観音祭」が開かれ、布に描かれた巨大な観音像「大観音様」のご開帳が行われる。

大観音大祭の様子

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 「大観音様」の大きさは、長さ45メートル・幅18メートル。絵は、1924(大正13)年に同地出身で東京美術学校(現在の東京芸術大学)教授である大村西崖さんが描き上げたもの。同院の観音堂の中に平安末期の木製の観音像があり、それを見て大きな布に描いたという。現在ご開帳しているのは、同院が開創800年を迎えた1999年に新しく大村さんの作品を模写したもの。古いものは同院に保管されている。

 当日は、「大観音様」のご開帳の後、「新豊院奉納踊り」や「転読大般若(ご祈願)」が行われる。そのほか、マジックショー、踊り、コミック演劇、餅投げなどのイベントも。

 新豊院住職25代目の篠田天秀(しのだてんしゅう)さんは「お寺に来られる方は、『ボケないでぽっくりいけるぽっくり観音』として、また良縁・縁結び・子宝を願って願をかけていらっしゃる。大観音も見応えがあるので、ぜひ御参拝していただきたい。奉賛の踊りも50人ほどで行い見応えがある。今年は、移動動物園もやってくるので、ぜひ体験してもらいたい」と呼び掛ける。

 ご開帳は9時ごろ。新豊院奉納踊りは10時ごろから。触れ合い動物園は9時~16時(天候により時間変更あり)。

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