山中湖でコブハクチョウが続々とふ化-今日も3羽生まれる

9日朝生まれたと見られるひなを連れたコブハクチョウ

9日朝生まれたと見られるひなを連れたコブハクチョウ

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 山中湖でコブハクチョウが続々とふ化しており、今日も旭ヶ丘地区で3羽のコブハクチョウがかえったのが確認された。

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 現在、山中湖には約50羽が生息。コブハクチョウの親子が見られる可能性が高いのは、山中湖交流プラザ「きらら」周辺、旭ヶ丘のボート乗り場近く。昨年は5羽しか確認できなかったが、今年は今日までに11羽がかえっているのが確認されているという。

 同湖に白鳥がすむようになったのは1968(昭和43)年7月で、当時、山口県宇部市の市営常磐公園からコブハクチョウのつがい2組、コクチョウのつがい1組を購入。その後、村民などによって保護されてきた。

 コブハクチョウの寿命は平均で60~70歳。すみ着いたところからは飛んでいかず「夫婦仲良く」暮らす。4月中旬ごろから巣作りを始め、5~6個の卵を産み、約40日でひなになる。ひなは10月ごろには「親離れ」する。

 山中湖村観光課の橋本さんは「親鳥が人に慣れていることもあり近寄ってくる時もあるが、ひなには絶対に触らないでほしい。親鳥が世話をしなくなりひなが死んでしまう」と注意を呼び掛ける。

 山中湖は白鳥のほかにも渡ってくるカモの数や種類が多く、山中湖周辺一帯が鳥獣保護区となっているほか、湖面全域が特別保護区に指定されている。

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