裾野市役所1階ロビーに「富士山宝永山ソファ」が置かれており、自由に座ることができる。
「富士山の宝永火口」をモチーフにした同ソファ。宝永山をほぼ正面に見ることができる「裾野市ならではの富士山」を表現。東地区商工振興会で「富士宝永山」という地域ブランドを立ち上げ、その一環で同ソファを開発した。
高村謙二市長が市長になる前、東地区振興会のメンバーだった時に、「市長に当選しソファができ上がった暁には贈呈する」と約束していたことから、昨年8月、完成したソファが同市に寄贈された。ソファを製作・寄贈したのは、地元の家具工房「フジライト」代表の鈴木大悟さん。
裾野市広報の鈴木さんは「最初は市長室にソファを置いていたが、市民の皆さんに紹介したいと1階ロビーに移した。市長室に置いてあった時、訪れたお客さんが『素晴らしい』と座ってみたり、写真を撮ったりしていた。姉妹都市の豪フランクストーンなど海外からのお客さまからの評判もいい」と話す。
ソファ製作を手掛けた鈴木さんは「『マニュアルグラフ』は創業50年の家具工場が新たに立ち上げたソファ専門ブランドで、全て手作りでソファを作っている。その50年で培った技術を用いて、富士山宝永山ソファを作った。満身の一台。富士宝永山ソファを通じて当社の技術と地域の魅力を全国に発信したい」と話す。
販売価格は5万5,000円。マニュアルグラフ店頭とオンラインストアで扱う。