
富士駅周辺の飲食店で10月22日から、「ごちそう猫まんま研究発表会Vol.3」が開催される。
金正寺(富士市平垣)に伝わる「金正寺の猫」を題材にまちおこしの一環として企画された同イベント。「富士TMO富士健康印商店会」が主催して2024年に始まり、今回で3回目を迎える。
「金正寺の猫」は、金正寺に住む猫が近隣の猫と夜な夜な踊りを踊って楽しんでいたという逸話で、今も富士駅北地区で語り継がれている。その伝承をヒントに、同会は猫の食べ物「猫まんま」に注目。「ご飯をおいしく食べるために工夫した料理」をルールとする独自の定義を設け、富士駅周辺の飲食店とコラボし、各店が工夫を凝らした「ごちそう猫まんま」を考案した。猫好きやグルメ好きの人に食べ比べやまち歩きをしてもらい、街を知ってもらうことで「また来たくなる街」となることを目指しているという。
参加店は、「金時」「きんせいけん」「さんりんしゃ」「駿富」「フラッグオイスターバー」「フラワーズ」「ミートとデリカの松野」「湊dala」「名花堂」の9店舗。今後は、富士市出身のイラストレーターkikki(キッキ)さんが手がけた「金正寺の猫」のキャラクター「きんちゃむ」を活用したグッズの展開や、「全国猫まんまサミット」の開催も検討しているという。
富士TMO富士健康印商店会・金正寺の猫プロジェクトリーダーの大木勝己さんは「富士駅周辺の商店主が集まる当会では、地域に伝わる昔話『金正寺の猫』を題材にしたまちおこしプロジェクトを進めており、その一環で当イベントを昨年から開催している。26日は、地元の『かじま祭り』『金正寺ねこ祭り』ともコラボする。富士駅周辺を『猫』をテーマに、来て・歩いて・楽しい街にしたい。ぜひ皆さんからもアイデアを頂ければ」と呼びかける。
今月31日まで。