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富士山吉田ルート2025年登山者数発表 昨年より7.5%増加

富士吉田市からの夏の富士山

富士吉田市からの夏の富士山

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 富士吉田市が9月11日、富士山吉田口登下山道(吉田ルート)の2024年登山者数を発表した。

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 毎年7月1日~9月10日に開放している吉田ルートは今年、5合目登山道にゲートを設置し、山小屋宿泊予約者などを除き通行規制を行った。通行可能時間は3時~14時で、閉鎖時間は14時~翌3時。通行料は4,000円。登山者数が1日当たり4000人を超えた場合も登下山道を閉鎖する。

 富士吉田市発表による今年の吉田ルート登山者数は、14万2814人で、昨年の13万2904人と比べ7.5%増えた。登山者数が1日当たり4000人を超えた日は0日だった。

 今年の外国人登山者数は5万340人(全体の37.4%)で、昨年の5万3075人(全体の42.4%)に比べ5%減少した。

 2017(平成29)年から富士吉田市が行っているヘルメットの無料貸し出しは、今年は2583個で、昨年から139個減った。貸出率は1.81%で、昨年の2.05%より減った。

 富士山八合目富士吉田救護所は、2002(平成14)年から富士山八合目・標高3100メートルに設置している太子舘内に開設し、主に8合目以上で発生する登山者のけがや病気などの診療している。救護所従事スタッフは山梨大学医学部附属病院、富士吉田市立病院をはじめ、県内外の多くの医療関係者が協力し、診察費無料で運営している。

 今年は7月4日~9月8日のうち62日間、救護所を開設した。受診者数は352人で、受診内訳は、高山病(疑いを含む)=175人、外傷(捻挫・打撲など)=38人、外傷(切り傷・擦過傷など)=30人、筋肉痛、疲労など=29人、低体温症=7人、心、呼吸器疾患=5人、風邪=22人、その他(脱水、靴擦れなど)=46人だった。

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