桜の名所として知られる秩父宮記念公園（静岡県御殿場市）で4月4日から、樹齢130年以上のシダレザクラなどをライトアップし、11日・12日は「秩父宮記念公園桜まつり」を開催する。

秩父宮記念公園の桜

　同園には合計30本の桜がある。樹齢130年以上のシダレザクラのほか、リョクガクザクラ、ヤエベニシダレ、フジザクラ、ソメイヨシノなど。同園では「桜が咲いている期間が長い」ため、その都度、見頃のものをライトアップする。例年は4月に咲き始めるシダレザクラだが、今年は3月31日に開花した。このため見頃となるのも若干早くなりそうだという。

　11日・12日に開催する「秩父宮記念公園桜まつり」では、毎年2日間で約1万2000人が訪れる。桜の中で抹茶を一服できる「桜まつり茶席」、和装展示会、箏演奏会を行うほか、御殿場のご当地グルメ「みくりやそば」、地元食材を使った「かつ栄バーガー」などの露天の出店がある。

　同園の清岡園長は「園内ではメーンの130年のシダレザクラがあり、4月中は、園内にあるさまざまな種類の桜のどれかが見頃を迎える。ぜひお越しいただければ」と呼び掛ける。

　開園時間は9時～17時（ライトアップ期間中は20時30分まで）。夜桜ライトアップは18時～20時30分。ライトアップは12日まで（桜の開花状況によっては期間を短縮する場合もある）。入園料は、一般＝300円、小・中学生＝150円。ライトアップ期間中は17時から入園料・駐車料無料。