山梨県富士河口湖町で3月15日、コミュニティーFM局「FMふじやま」が開局した。
周波数は77.6メガヘルツ。富士河口湖町の本社にスタジオを、鳴沢村に送信所を設けた。放送区域は富士河口湖町・富士吉田市・鳴沢村の一部。
同局を設立したのは都留市回生堂病院理事長の功刀融(くぬぎとおる)さん。南都留郡内にはコミュニティーFMがなかったこともあり、3年ほど前から構想を練っていた。もともとは都留市に作ろうと考えたが、せっかくであれば観光の中心である富士山でと思い、富士河口湖町での開局に至ったという。富士河口湖町が、地域の観光や防災に関する情報を発信しようと誘致した側面も。
まずは認知してもらうことを目標に、「既存のものとは違った、年代も懐かしく、つい口ずさみたくなるような」往年のヒット曲を流していく。7月~9月の富士山登山シーズンには富士山に関する観光情報や気象情報、英語での注意事項なども発信する。
同局の宮下さんは「世界文化遺産に登録された富士北麓より懐かしのヒット曲と共に富士山情報を発信するほほ笑みラジオ『FMふじやま』。富士山の標高3776メートルにちなみ、周波数は77.6メガヘルツ。ぜひラジオを聴いてほしい。遠方の方は4月1日から、ネットを通して聴けるので楽しんでほしい」と呼び掛ける。
オリジナル番組は、平日=8時~9時・11時~15時・17時~18時、土曜・日曜=10時~13時に放送する。