キリンビールのグループ会社「キリンディスティラリー」が2月12日、同社の富士御殿場蒸溜所で製造したウイスキー2商品の販売を始めた。

　「富士御殿場蒸溜所 シングルグレーンウイスキー AGED 25 YEARS SMALL BATCH」はリニューアル発売。「富士御殿場蒸溜所 シングルモルトウイスキー AGED 17 YEARS SMALL BATCH」は新発売。いずれも700ミリリットルボトルで、アルコール度数は46パーセント。

　ケトルと呼ばれる同蒸溜所独自のパッチ蒸留器で蒸留したという「シングルグレーンウイスキー AGED 25 YEARS SMALL BATCH」」は、パッチ式蒸留器ならではの「香味豊かな」蒸留液を25年以上かけて古だるで熟成。完熟バナナやプルーンなどのフルーツやたるの香りのほか、黒蜜やメープルシロップを思わせる「濃厚ながらもさらりとした甘い香味が楽しめる」という。

　同蒸溜所モルト原酒の特長という「清らかで華やかな香り」が広がるという「シングルモルトウイスキー AGED 17 YEARS SMALL BATCH」は、洋梨やカリンのような「柔らかな」フルーツの香りと共に、「白いかれんな花を思わせる香り」が立ち上がり、メープルや黒糖のような「香ばしくて深みのある味わい」が感じられるという。

　富士御殿場蒸溜所は、1973年の操業。「モルトウイスキーとグレーンウイスキーの仕込みからボトリングまでを一貫して行う、世界でもあまり例を見ない蒸溜所。今回、長期熟成のグレーンウイスキーとモルトウイスキーを同時に発売できるのも、当蒸溜所ならではの特長」という。

　「富士御殿場蒸溜所 シングルグレーンウイスキー AGED 25 YEARS SMALL BATCH」＝3万2,400円。「富士御殿場蒸溜所 シングルモルトウイスキー AGED 17 YEARS SMALL BATCH」＝2万1,600円。キリンオンラインショップ「DRINX」、富士御殿場蒸溜所売店で販売する。