「次世代型」ゆるキャラ「ケロリーマン&ケロウーマン」が今年の夏に誕生し、岳南(がくなん)電車をアピールする活動を行っている。
富士市や岳南電車の地域活性化、日本経済の活性化に取り組もうと誕生した同キャラクターは、カエルとサラリーマンがモチーフ。岳南電車の車両は、地元の人に「赤ガエル・青ガエル」と呼ばれ親しまれており、「カエルが電車で通勤したら面白い」という発想から日本的なサラリーマン姿に身を固めた。
キャラクターを展開するデザインスタジオ・ログオン社長の石井実さんは「ゆるキャラですか?」との質問に対し、「キモかわキャラ。強いて言えば『次世代型ゆるキャラ』」と答える。
現在は、オリジナルミュージックビデオを8曲配信しているほか、岳南電車のイベントに「どんどん」参加する予定。夜景電車のイベントには、LED電飾で光る衣装にした「エレキテルケロリーマン」が参加する。エレキテルケロリーマンは、岳南電車が「日本夜景遺産」に登録されたのを記念して12月6日に初登場したばかり。ケロリーマンとケロウーマンの出身地は、共に静岡県富士市。
ケロリーマンは、富士市内の工場に岳南電車で通う中年サラリーマン。気が優しくて人見知りな反面、ケロリとした性格。クラブDJになりライブをやるという夢を持っている。
ケロウーマンは、富士市内の会社に岳南電車で通うOL.明るく好奇心旺盛で何にでもチャレンジする性格。リードボーカルとして歌手デビューする夢を持っている。
石井さんは「岳南電車の広報の方にはキャラを見せて、今後のイベントへの参加を了承していただいている。今は半公認。有名になれば公認されるかもしれない」と期待を寄せる。
ケロリーマンは「岳南電車を全国にPRするために生まれました。ぜひ、このレトロでかわいい電車に乗りに来てくださいね。『最初はキモいがピりりとかわいい』を合言葉にオリジナルのミュージックビデオを配信していますのでぜひご覧ください(原文ママ)」と呼びかける。