富士山須走口5合目(静岡県小山町)付近で現在、フジアザミが見頃を迎えている。
須走口5合目にアクセスする自動車道「ふじあざみライン」の由来となっているフジアザミ。キク科アザミ属の多年草で、富士山周辺に多く見られる。高さは20~100センチほどあり、茎の先端に付く頭花は直径5~10センチほどと非常に大きい。毎年、8月中旬から咲き始める。
今年は例年より気温が低めというが、フジアザミは例年通り8月中旬から咲き始めた。山荘菊屋(須走口5合目)の渡辺さんは「今が一番の見頃。10月の初めごろまで見られるが、9月中旬までが一番いいだろう。朝晩は10度以下になる。寒さ対策も忘れずに来てほしい」と呼び掛ける。